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AI filmmaking 合弁ユートパイ・イースト、データ基盤を狙う

更新日: 2025年11月4日. 11:02 掲載日: 2025年11月4日. 02:40
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AI filmmakingが実験段階を超え、大規模なインフラ産業へと進化する中、Stockfarm RoadとUtopai Studioは映画・テレビ制作向けの専用システムを構築する合弁会社「Utopai East」を設立した。両社は50対50の持株比率で、映像産業における機械学習導入に必要な電力およびデータセンター需要を狙う。

この提携でStockfarm Roadは資金、クリエイティブ分野の専門性、業界ネットワークを提供し、Utopai Studioは技術、ワークフロー、インフラ整備を担当する。Stockfarm RoadはLGグループ創業者の孫ブライアン・クー氏とBADR Investment CEOアミン・バドル・エル・ディン氏によって設立された。

短期的には予算削減と制作期間の短縮を目指し、初期プロジェクトは韓国のクリエイターとの協業に焦点を当てる。初作品は来年公開予定で、ブライアン・クー氏は効率化を最優先課題としながら新しいフォーマットを模索していると述べた。

両社は業界の懸念に対し、技術は創作職を自動化するのではなく支援する目的で設計されていると強調する。Utopai StudioのCEOセシリア・シェン氏は「脚本家や監督、俳優は依然として中心的存在である」とし、使用されるすべてのモデルとデータセットがライセンスおよび契約承認を得ていると付け加えた。

また、Stockfarm Roadは全羅南道に3ギガワット級のデータセンターを建設する計画を進めており、これをAI、量子コンピューティング、エネルギー変換産業の中核インフラと位置づけている。この施設はUtopai Eastの制作と流通の両方を支える基盤となる見込みだ。

AI filmmakingの展開は韓国から始まり、日本、中国、タイへと広がる予定である。地域の知的財産を活用し、グローバル配信と結びつけることで、インフラを軸とした新しい映像制作競争の時代を象徴している。

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